□こんな経験ありませんか?

□防水時計といっても注意は必要!

■日常の使用でも、防水性能を超える高い水圧を受ける場合があります。洗車機の水や勢いの強い水道水・シャワーなどが直接時計に当たらないように注意して下さい。


■時計に水が付いた状態でリュウズ操作をしないでください。


■過度の石鹸やシャンプーは、パッキンの劣化を早める事があるた為、要注意です。


■温泉には金属を変色・腐食させたり、パッキンを劣化させる成分が含まれていますので、入浴時は時計を外しましょう。


防水時計の構造

■時計の種類によって構造は異なりますが、防水時計は一般的には下図のように、ガラスパッキン、裏ぶたパッキン、リュウズパッキンが組み込まれて、内部の機械を水の浸入から守っています。


■防水時計の分類

防水時計といっても種類はさまざまです。ご愛用の時計はどのタイプの防水性能かを知っておくと、不注意による防水トラブルを避けることができます。


□Q&A
Q時計のガラス面の内側にくもりが生じてきたけれど、防水性能に問題があるのでしょうか?

A外気と時計内部の温度差によって結露(くもり)が生じることがあります。一時的なくもりは、時計機能に問題起こすことはありませんが、長時間くもりが消えない場合は、お早めにお問い合わせ下さい。


Q時計を付けたまま泳いだけれど、後の手入れ方法はどうすればよいのでしょうか。

A日常生活用強化防水時計でも、濡れたままにしておくのは避けて下さい。時計は腕から外して、乾いた布などで水気を吸い取るように拭きとって下さい。特に海水に浸けた後は、必ず真水でよく洗ってからふき取って下さい。


Q以前、時計のパッキンを交換した時期を忘れてしまいました。パッキンはどのくらい持つのでしょうか

Aパッキンの寿命は、使用条件やお手入れ方法などにより異なりますが、パッキンの材質は経時的に劣化し、防水性能が低下していきます。電池交換や分解掃除の時にパッキンも点検・交換するようご依頼下さい。


□永らくご愛用いただくために
■日常ご使用になる際には、以下の点に注意していただくことにより、良好な状態を維持する事ができます。

●パッキンは、有機溶剤や化学薬品に弱いためお気を付けて下さい。

●汗や水が付着したまま放置すると、リュウズ部分や裏ぶた周辺が腐食するのでご注意ください。

●リュウズのサビ付きを防止し、パッキンの滑らかさを保つために、時々リュウズを空回りして下さい。



■良好な状態で防水性能を維持する為には、2~3年に一度の内部点検とパッキンの交換が必要です。

●日常生活強化防水時計については、防水検査を併せて行う必要があります。お気軽にお問い合わせ下さい。



■ダイバーズウオッチは電池交換時期も忘れずに。

●ダイバーにとって、時計は潜水時間を知る大切な道具です。最近はキネテック(自動巻発電方式)などの電池交換を必要としないダイバーズウオッチも増えていますが、電池式の場合はダイビング中に電池切れで停止しないように、日頃から電池交換時期を確認しておきましょう。